卵巣がんのステージと生存率-卵巣がんについて知りたい方必見!

卵巣がん ステージ

卵巣がんは女性特有の病気です。10代や20代で発生する卵巣がんと40代以上に多い卵巣がんでは治療方法も大きくことなります。また、卵巣がんは初期症状も少なく、初期発見の難しいがんとも言われています。

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卵巣がんのQ&A

Q:卵巣がんってどんな病気?

A:卵巣がんとは、子宮の左右にある卵巣という臓器に発生するがんのことです。

Q:どんな症状が出るの?

A:卵巣が腫れる、腹水による膨腹感、胸水の発生と呼吸が苦しいなどの症状がありますが、基本的には初期症状があまりなく、早期診断が難しいがんとも言われています。

良性の卵巣腫瘍と卵巣がんの鑑別が難しく、摘出してみてはじめて良性か悪性かの診断がつくことも少なくありません。

卵巣がんのステージの分類

卵巣がんの病状についてのステージはその状態によって1から4のステージに分類されています。分類は世界産婦人科連合・FIGOによって定められており、その定義は次のとおりです。

卵巣がん ステージ l期

…両側卵巣に限局する腫瘍

la期…一側の卵巣に限局する腫瘍:被膜破綻がなく、卵巣表面に腫瘍がない。腹水または腹腔洗浄液に悪性細胞がない。

lb期…両側の卵巣に限局する腫瘍:被膜破綻がなく、卵巣表面に腫瘍がない。腹水または腹腔洗浄液に悪性細胞がない。

lc期…一側または両側の卵巣に限局する腫瘍で、以下のいずれかを伴う:被膜破綻、卵巣表面の腫瘍、細胞診陽性


卵巣がん ステージ ll期

…一側または両側の卵巣にあり、骨盤内に拡がる腫瘍

lla期…子宮、および/または卵巣に進展、または/および播種があるが、腹水または腹腔洗浄液に悪性細胞がない。

llb期…他の骨盤組織に進展するが、腹水または腹腔洗浄液に悪性細胞がない。

llc期…骨盤組織に進展し、腹水または腹腔洗浄液に悪性細胞陽性のもの。

卵巣がん ステージ lll期

…一側または両側の卵巣にあり、顕微鏡的に確認された骨盤外の腹膜転移、または/および所属リンパ節転移のあるもの

llla期…骨盤外の顕微鏡的腹膜転移。

lllb期…骨盤外に肉眼的腹膜転移があり、その最大径が2.0cm以下。

lllc期…最大径が2.0cmをこえる肉眼的腹膜転移、または/および所属リンパ節転移のあるもの。

卵巣がん ステージ lV期

…遠隔転移(腹膜転移を除く)のあるもの

難しい言葉が多く、わかりづらいかもしれませんが、簡単にいえば卵巣のみにとどまっている状態がⅠ期、卵巣と骨盤の内側にとどまっている状態がⅡ期、卵巣と骨盤以外の周辺の臓器に転移している状態がⅢ期、離れた場所にある臓器などにも転移が見られる状態がⅣ期と言えます。

一般にⅢ期以上になると予後がよくないと言われていますが、このⅢ期以上の患者が卵巣がん患者の半数以上をしめることからも卵巣がんの早期発見が難しいことがわかります。

卵巣がん ステージ1

卵巣がんの診断は画像診断が難しいのが特徴です。そのため、その腫瘍が良性か悪性化は手術で摘出した細胞を詳しく調べることによってはっきりと診断することができます。

卵巣がんのステージ1は「卵巣内限局発育」とも言われ、卵巣の中にだけ腫瘍がある状態のことです。ステージ1はⅠa、Ⅰb、Ⅰcに分けられます。それぞれの状態は次のとおりです。

・Ⅰa:腫瘍が一側の卵巣に限局し、癌性腹水がなく、被膜表面への浸潤や被膜破綻の認められないもの 。

・Ⅰb:腫瘍が両側の卵巣に限局し、癌性腹水がなく、被膜表面への浸潤や被膜破綻の認められないもの 。

・Ⅰc:腫瘍は一側または両側の卵巣に限局するが、被膜表面への浸潤や被膜破綻が認められたり、腹水または洗浄細胞診にて悪性細胞の認められるもの 。

早期発見と言えるのはⅠa期で、この状態で発見できれば片方の卵巣を残すなど妊娠の可能性を残したまま治療を行うことも可能です。Ⅰa期での生存率は92%といわれています。

卵巣がん ステージ2

卵巣がんのステージ2はⅡa期、Ⅱb期、Ⅱc期に分けられます。

・Ⅱa:転移の兆候がみられ子宮ならびに卵管に及ぶもの。
・Ⅱb:他の骨盤内臓器に進展がみられるもの。
・Ⅱc:腹水または洗浄液の細胞診にて悪性細胞が認められるもの。

ステージⅡ期の卵巣がんは、ホルモン療法や放射線療法、化学療法だけでは処置ができない段階が多く、Ⅱb期での生存率は88.4%と言われています。


卵巣がん ステージ3

卵巣がんのステージ3もステージ1・2と同様に状態によって細かくa~cに分類されます。

一般的にステージⅢ期の卵巣がんについては、抗がん剤だけでは腫瘍を小さくできたとしても完治は難しい状態といえます。

骨盤の外側にも転移が認められる状態で、小腸や肝機能への影響も出始めている状態なので、手術を行わずに治療することは困難な状態といえます。

初期症状の少ない卵巣がんにおいては、発見した段階でこのステージ3の状態ということも少なくありません。ステージ3での5年生存率は約30%ともいわれている危険な状態です。

卵巣がん ステージ4

卵巣がんのステージ4という状態は残念ながら、長く生きることは難しいといわれる段階といえます。

遠隔転移が見られ、手術しても完治が難しい状態です。完治が難しいからという理由で手術をせずに化学療法によってできるだけ命を長らえるという選択をする人も少なくありません。

卵巣がんのステージ4の5年生存率は約10%と言われています。たとえ手術しても長く生きられないこの状態になる前に発見し、治療を行うことが大切です。

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