乳がんの転移-ステージ生存率と治療法、乳がん転移のしくみについて

乳がん 転移

乳がんは早期発見できれば治癒する可能性の高いがんですが、他の臓器へ転移しているような進行した状態での発見となると、命に関わる恐ろしい病気です。

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乳がんについて

Q:乳がんってどんな病気?

A:乳がんは乳房にできるがんです。女性に多いがんです。年間4万人が乳がんと診断されています。

Q:どんなふうに進行するの?

A:乳がんの進行についてはステージ1~4分類されます。
早期発見できれば10年後生存率もおよそ90%と治癒する可能性の高いがんですが、進行すると命に関わる病気です。

乳がんの進行と転移 ステージとは

乳がんの進行はⅠ~Ⅳのステージに分類されています。

・Tis期 非浸潤がん(乳がんが、乳管、小葉の中にとどまっている段階で、体の他の部位に広がっていないがん)

・0期 視診や触診、画像診断で病変部を確認できない乳がんで、リンパ節転移や遠隔転移もない癌。

・Ⅰ期 しこりの大きさ2㎝以下で、リンパ節やほかの臓器に転移がないと思われる状態

・Ⅱ期 しこりの大きさ2~5㎝まで、脇の下のリンパ節への転移がないか、個数がすくなく、遠隔転移がない

・Ⅲa期 しこりの大きさ5㎝以上、脇の下のリンパ節に転移があるもの、5㎝以下でも、転移した脇の下のリンパ節がかたまりになっている癌で、遠隔転移がない

・Ⅲb期 しこりの大きさに関係なく、しこりが胸壁に固定しているか、皮膚上に現れ、ただれ、むくみがある状態、胸骨のわきのリンパ説に、転移がある状態で、遠隔転移がない

・Ⅳ期 しこりの大きさに関係なく、遠隔臓器に転移している状態。
ステージは病状によって診断され、ステージごとに治療法なども異なります。


乳がんの進行と転移 転移とは

転移とは、場所的に離れた臓器にがん細胞が移動し成長することをいいます。転移が局所だけなのか、遠隔転移があるのかも重要なポイントです。

乳がんの転移のしくみ

乳がんの場合、がん細胞は比較的小さい時期から乳腺組織からこぼれ落ち、リンパや血液の流れに乗って乳腺から離れた臓器に小さな転移巣をかたちづくると考えられています。

これらの微小な転移巣が大きくなると症状が出たり、検査で検出されたりするようになり、これを「遠隔転移」と呼びます。

例えば肺にできたがんであっても元の病巣が乳がんであればその性質は乳がんであり、肺がんとは違っています。


転移の有無で治療方法は大きく異なる

転移のある状態とそうでない状態では治療方法が大きく異なります。

乳がんの治療はまず手術を行うことが一般的ですが、転移が進んでいるような状態であれば手術に先立って抗がん剤など全身の治療を優先することがあります。

転移が始まる前の段階、もしくはがんになる前の段階で乳がんを発見できれば、非常に高い確率で治癒するだけでなく、乳房も残すことができるのです。

乳がんの転移と生存率

乳がんのステージ別10年後生存率は次のとおりです。

•Tis期(非浸潤がん):94.72%
•ステージ0期(しこり無し):95.45%
•ステージ1期(しこりの大きさが2cm以下):89.10%
•ステージ2期(2cmを超え5cm以下のしこりがある):78.60%
•ステージ3a期(しこりが5cmを超えるもの):58.74%
•ステージ3b期(しこりが皮膚に顔を出したり皮膚がむくんでいるような状態):52.04%
•ステージ4期(他の臓器に転移が見られる状態):25.49%

転移のはじまる3期以降、急激に生存率が下がるのがわかります。このことからもいかに早期発見が重要かがわかります。

早期発見されることも多くなった乳がんですが、今でもステージ3以降の状態で発見されることも少なくありません。

自己検診、そして定期的な検診を受けることが大切です。

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